・10年かけて、本当の「腕」を磨く
久兵衛の板前としてカウンターに立つために、じっくり腕を磨いていきます。
寿司職人とは、その生涯をかけて極めていく仕事。決して3年やそこらで身に宿る技術・人格ではありません。先輩から技術を盗み、時に叱られ励まされ、試行錯誤しながら日々成長していきます。

・自分の看板で勝負する
久兵衛の板前には個性的な人が多い。例えば、アメリカでの寿司修行を経て久兵衛に入社し、日本の食文化を広めるという大志を抱いている人がいます。また、定年間近なのに「自分なんてまだまだですよ」と言って、新しい技術を学ぼうとする人がいます。一人ひとりが個性的だからこそ、多くのお客様が久兵衛という看板ではなく、板前一人ひとりの看板の元に集まってくるのです。「あなたの前で食べたい」と言われる板前に、いつか成長してくれたら嬉しいです。

・仲間から学ぶ
従業員100名を超える久兵衛は、寿司屋としては珍しい大組織です。
ですから、チームワークはとても重要。板前やホールスタッフが連携することで、決して一人では生み出せない価値を生み出すことができます。先輩に教わりながら技術を磨く一方で、逆に、仕事に対する姿勢を後輩から学ぶこともあります。仲間を想いながら、日々切磋琢磨していく。これが組織で働くことの醍醐味です。