
観察力とコミュニケーション、国際感覚も磨ける場です。
C.H. 2016年4月入社(新卒)/京王プラザホテル店 ホールスタッフ

「人と関わる楽しさ」に惹かれ理系からサービス職へ
大学では食品の研究をしていたこともあり、最初はメーカーなどで製造管理を担う道を考えていました。でも面接を受けるうちに「サービスの方が向いているんじゃない?」なんて言われて、ふとアルバイトでの接客経験を思い返したら確かに楽しかったなと。そんなタイミングで久兵衛を知り、説明会や面接で感じたのは、社員の方々が私たち就活生の緊張を和らげてくれる“あたたかさ”でした。創業90年と聞くと身構えがちですが、実際は笑顔あふれる雰囲気で、久兵衛だからこそ得られる「上質かつ親しみやすい環境」がここにはあるんだなと思ったんです。
観察力とチームワークが、愛される場をつくる
接客マニュアルはなく、お客様一人ひとりに合わせた動きが必要です。例えば薬を飲もうとした方にはさっとお水を出す、左利きの方には箸の向きを変えるなど、小さな気づきや視野の広さが大事なんです。また、久兵衛には“お客様ノート”があって、好みの鮨ネタはもちろん「実は甲殻類が苦手」「飲むペースが速い方」「お連れさまとの関係性」などの情報をホールと板前がしっかり共有しています。こういうチームワークがあるから、日々のお客様対応でも「あれ?この方はいつもと違うものを召し上がっている。何かあったのかな?」とすぐ気づける。久兵衛ならではの丁寧な積み重ねは、大勢の常連のお客様に長く愛される理由だと思います。
板前とホールで生みだす、安心感
京王プラザ店は20代から60代まで本当に幅広い年齢層が活躍していて、私たちホール同士だけでなく、板前さんとも頻繁に声を掛け合います。「次に出すおつまみが濃いめだから、ドリンクのご案内を早めに」「あちらのお客様はいつも氷入りを好まれる」など、共有するポイントはたくさん。何気ない会話の積み重ねが、お客様を気持ちよく送り出す一連の流れをスムーズにしているんです。立ち仕事の大変さはありますが、板前さんや他のホールスタッフの協力があるからこそ、その疲れも吹き飛ぶくらいの達成感が得られます。「困ったときはすぐ声を掛ける」という距離の近さは、久兵衛のあたたかさを象徴していると思います。
海外のお客様にも食文化を感じてもらうには?
最近はインバウンド需要もあって、京王プラザ店には海外の方がいらっしゃる機会が増えています。英語は得意ではなかったのですが、板前さんや他のホールスタッフが「こう伝えると分かりやすいよ」とフォローしてくれるおかげで、日常会話程度なら苦なく話せるようになってきました。実は英語や中国語で鮨ネタの名前を言ってみるだけでも「へぇ、こう言うんだ!」と盛り上がってくれて、日本の食文化により興味を持ってもらえるんです。久兵衛ではこうした国際感覚も自然と身につけられるので、ホールスタッフとしてさらにステップアップしていきたいですね。
