
久兵衛で学べる「和の作法」が、きっと将来に繋がる。
Y.N. 2023年4月入社(大卒新卒)/銀座本店 ホールスタッフ

居酒屋バイトで気づいた、距離の近い接客の面白さ
学生時代は居酒屋のアルバイトで、お客様から「あなたと話すために来たよ」なんて言われると、一気にやる気が出ました。だから就活では、人と関わる仕事を軸に飲食やホテル、不動産まで色々見ていたんです。その中で久兵衛を選んだ理由は、何度か面接があった際に、毎回違う先輩ホールスタッフとお話でき、実際に働いた際のイメージが湧いたことです。ベテランから若手まで、それぞれが「大変だけど楽しい」と生き生き語る姿を見て、ここなら自分の理想の接客を貫けるんじゃないかと確信しました。
着物を着てフロアを回る日常が成長の糧
本店は椅子席カウンターや座敷カウンターなどのフロアが複数あるので、着物を着てお茶出しをするところからスタートし、慣れたら大人数向けの貸切やお座敷のサポートへとステップアップしていきます。最初は戸惑いの連続でしたが、どのフロアにも指導役の先輩がいて、一緒に動きながら合間にフォローしてくれます。お客様と板前さんがやり取りしている場面では、ちょっと後ろに下がりつつも「今はお茶を注ぎに行くべきだな」とさっと動くなど、観察力が身につくんです。
ホールは裏方?いえ、“陰の主役”なんです
鮨屋というと板前さんが目立ちがちですが、実はホールスタッフがお客様の飲み物や空気感を先読みしてサポートすることで、お店の雰囲気を和やかにし、より鮨を美味しく感じていただけるんです。たとえば、いつもお茶しか飲まれない方には着いた時点でお飲み物は聞かずにお茶をお出ししたり、会話が盛り上がっているときは余計な声掛けを控えたり。そうやって裏で支えた結果、「あの子がいると落ち着くね」と言われる瞬間がいちばん嬉しいですね。
将来の夢に向けて、まずは「和の作法」を徹底的に学ぶ
実は、学生の頃から「いつか地元で自分の店を持ちたい」という漠然とした夢があって、そのためにまずは正統派の接客を学べる場所を探していました。久兵衛は敷居が高く思われがちですが、実は本店の常連さんにもおおらかな方が多くて、板前さんも冗談で和ませてくれたりするんです。だからこそ着物や和の作法を身につけながらも、堅苦しすぎず自由な発想でお客様を楽しませられる。ここで培った学びを生かして、いつか自分らしいあたたかいお店を開きたいと思っています。
